『サブキャラたちの日本昔話』 斉藤洋 広瀬弦
まえがきで語られるのは、有名な昔話にはよくわからないところがあるということです。
桃太郎はホントに桃から生まれたの? 浦島太郎を竜宮城へ連れて行ってくれた亀はなぜオスなの?金太郎は熊とすもうをとっていたというけど、それって無理じゃない?なんて疑問がわくのです。
そういう謎を踏まえて、それぞれの物語の登場人物(動物)が語ってくれる、有名なあの人たちの本当の姿はこんな風なんですよというお話です。
CMで三太郎として登場するくらい有名なこの3人ですが、こういうこともあったかもしれないなぁ、きっとこっちがホントだよなんて思えてしまう面白いお話でした。
どの話でも共通しているのは動物と話せるというところなんですけど、昔はそういう人が大勢いたのかしら?なんて想像してしまいました。
この3編が収められています。
浦島太郎 語り手:竜宮国宇右大将 玄武
桃太郎 語り手:イヌの源三郎
金太郎 語り手:クマの金太郎
2214冊目(今年234冊目)
« 『きっと、うまくいくよ。』 伊藤守 フジモトマサル | トップページ | 『よあけ』 あべ弘士 »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『ほんとうの定年後』 坂本貴志 24-332-3358(2024.11.22)
- 『毎月新聞』 佐藤雅彦 24-320-3346(2024.11.10)
- 『さよならの向う側 ’90s』 清水晴木 24-330-3356(2024.11.20)
- 『まとまらない人』 坂口恭平 24-292-3318 (2024.10.13)
- 『生きのびるための事務』 坂口恭平 24-286-3312(2024.10.07)
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『誤作動する脳』 樋口直美 24-314-3340(2024.11.04)
- 『デスメタルアフリカ』 ハマザキカク 24-317-3343(2024.11.07)
- 『87歳、現役トレーダー シゲルさん』 藤本茂 24-302-3328(2024.10.23)
- 『転がる珠玉のように』 ブレイディみかこ 24-308-3334(2024.10.29)
- 『100分de名著「ドリトル先生航海記」』 福岡伸一 24-299-3325 (2024.10.20)
コメント