『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』 福井県立図書館
図書館のリファレンスに「こんな本ありますか?」と問い合わせに来る方が大勢います。ほとんどの方は本のタイトルで聞いてくるのですが、それが微妙に違っていて検索できないということが多々あるそうです。
この本のタイトルになっている「100万回死んだねこ」の本当のタイトルは「100万回生きたねこ」なんですけど、こういう間違いってよくありますよね。
人間の記憶なんてテキトーなものですから、いろんなことを間違えて覚えているんですよね。簡単な言葉のようでいて、一文字入れ替わっただけで全く意味が違っちゃうものもあります。
いつだったか、アメリカ人の英語の先生が風鈴という文字のふりがなを「ふりん」と書いていて、一文字違いでものすごく意味が違っちゃうよね~と笑ったことがあったのを思い出しました。
その作品に対する自分の感情が混ざってしまって、違うタイトルができてしまうことってかなりあるんでしょうね。この本の中に出てくる「進撃の巨人」というタイトルが「衝撃の巨人」になってしまうのなんて、これはしょうがないなぁって思えるんですよ。だって、あの巨人が衝撃的なんですもの!
耳で聞いただけのタイトルというのも曲者です。音はあっていても違う文字を当てはめてしまったケースもかなりあるでしょうね。「中村屋の坊主」って本を探していた人にはそう聞こえてたんだろうなぁ。(本当のタイトルは「中村屋のボーズ」)
様々な「覚え違いタイトル」の数々に対応していく図書館の方々は大変だなぁと思いながらも、思わず笑ってしまうタイトルの多いこと!
図書館のみなさんのおかげで、こんな思い違いをしていても、希望の本にたどり着くことができるのですね。
図書館のみなさん、ありがとうございます。
この本を作られた「福井県立図書館の覚え違いタイトル集」すっごく面白いです。
#100万回死んだねこ覚え違いタイトル集 #NetGalleyJP
2230冊目(今年250冊目)
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