『きみのなまえ』 あんずゆき かなざわまゆこ
近所の林で見かけた栗毛の野良犬のことが、たくとは気になっていました。家で保護しようと、お母さんと一緒に貼り紙をして連絡を待っていると、ある日、保健所に連れていかれたという目撃情報が入り…(内容紹介 より)
この犬をうちで飼おうと思ったけど、近づくと逃げてしまうのです。しかたないので近くの掲示板に「この林にいる茶色い犬をかおうと思っています!保護に協力してください」という張り紙をしました。数日後、張り紙を見た保健所の人から、あの犬を保護したという連絡が来て、おかあさんとたくは保健所へ急いで行きました。
あの犬を引き取りましたという張り紙を作って、また掲示板に貼ってきました。すると数日後いろんなコメントが掲示板に貼られていたのです。
犬の姿を見かけて、みんな気にしていたんですね。それぞれにポチとかマロンとか呼び名を付けてくれていて、よかったねぇって喜んでくれた人が大勢いたんです。
張り紙のおかげであの犬を保護することができただけでなく、みんなが見守っていてくれたということもわかったこのお話は実話なのだそうです。
世の中には優しい人がいっぱいいるんだなぁ。毎日悪いニュースばっかり流れるけど、こういういいことだってあるんだよって思うと、ほんのり心が温まってきます。
名前もない犬だと思っていたら、みんないろんな名前をつけてくれていたんですね。今はクリという名前になったけど、名前の数だけ愛をもらってたのかな?
昔、住んでいた家の近所で良く出会った犬のこと「チューバッカ」って名前を付けて呼んでいたことを思い出しました。
#きみのなまえ #NetGalleyJP
2254冊目(今年274冊目)
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