『紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード』 ほしおさなえ
編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。(書籍案内 より)
和紙を扱う会社の創業者の孫である一成さんは、普段はコミュニケーション能力が限りなくゼロに近い偏屈な青年です。でも、和紙に対する愛は素晴らしいのです。お客様が求めるこんなカードを作りたいとか、こんなインテリア素材を探しているというようなことには、本当に親身になって答えてくれる人なのです。
そんな一成さんが館長を務める「ふじさき記念館」でアルバイトをすることになった、大学生の百花さん。彼女はとてもいいセンスを持っている人なんだけど、残念ながら自己評価がとても低い人です。そんな彼女が一生懸命に働くうちに見つけた一成さんとの共通点は、百花さんの父親が書いた本「東京散歩」の中に収められた「屋上の夜」という作品に対する気持ちでした。この本読んでみたいなぁ。
高島屋の屋上にいたという象の高子ちゃんの話がとても気になります。 
百花さんの大学の友人たちが企画した日本橋ツアーがとても面白かったです。若い人たちにとって日本橋って未知の世界なんですね。その中で、「日本橋郵便局 郵便発祥の地」というのが出てきて、とても気になって行ってきちゃいました。
日本橋で和紙といえば「はいばら」、とても素敵なお店でした。
この3編が収められています。
第一話 麻の葉のカード
第二話 貝殻の小箱
第三話 いろいろ紙ノート
2248冊目(今年268冊目)
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