『はるのクリスマス』 ティエリー・デデュー
ふくろう、こまどり、のねずみ、はりねずみ、りす。5匹は大の仲良しです。けれども冬が近づくと、みんな悲しそう。はりねずみが長い長い冬眠に入るので、クリスマスをみんなでお祝いできないのです。ある年の冬、こまどりがいいことを思いつきます。動物たちの心あたたまる友情を描いた物語。(書籍紹介より)
なかよしなのに、はりねずみさんは冬になったら冬眠してしまうから、これまでは一緒にクリスマスを楽しめなかったのがみんなの心残りでした。5匹みんなで楽しいクリスマスをどうしたら過ごせるのかを一生懸命に考えました。そして、いいアイデアを思いついたのです。
自分の子供時代のことを思い出しました。病気のせいで体育はいつも見学、遠足にも林間学校にも行けないクラスメートがいました。あのころのわたしたちには、おみやげを買ってきたり、どんなことをしたのか話をすることくらいしかできませんでした。
だから、このお話に登場する5匹の友情はとっても羨ましいなぁって思います。誰かのためにみんなで考えるって素敵だなぁって思います。
この友情がずっと続きますように!
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