『番号は謎』 佐藤健太郎
電話番号、郵便番号、スポーツの背番号、道路の番号など、数字で管理している情報がわたしたちの周りにはたくさんあります。でも、その番号の付け方のルールとか、番号が決まった経緯などのことって知らないことがたくさんあります。そんな数字の謎を集めたのがこの本なのです。
たとえば都道府県番号の場合には北海道が1で沖縄が47、北から南へつけているというルールがとても分かりやすいのですが、郵便番号の場合はそうはいきません。番号の付き方がいろいろだし、地域によっては他県であっても同じ郵便番号というところもあるのです。これは郵便局と道路との兼ね合いで決まっているために、こうなっているのだそうです。
最初は3桁だった郵便番号が7桁に増えて、昔よりもきめ細かい区分になりました。高層ビルなどでは、そのビルだけで1つの郵便番号を持っているところもあります。
昔、アメリカのL.L.Been が独自の郵便番号を持っているという話を聞いてビックリしたことがありましたけど、日本でもそういう所があるのかもしれません。
地名にも数字が入っている所があります。東京だと千代田区に一番町~六番町がありますが、二番町と三番町は接していません。
東京の地番は皇居に近い所が1になるというルールがあるので、こういうことが起きるんですね?
旧制一高(現在の東京大学教養学部および、千葉大学医学部)とか、旧制三中(都立両国高校)のようなナンバースクールは今でも名門として知られているところが多いですね。
GHQの指令で、大変革を受けたのは公立校ばかりではない。たとえば日本大学は、あまりの巨大さから財閥解体の対象となり、日大一高から三高までの付属高校を切り離されてしまった。この三校は現在も「特別付属」という名称になっているものの、法人としては別物となっている。余談ながら、日本大学が戦後に設立した付属高校は「正付属」と呼ばれ、「日大山形」「日大藤沢」など地名を後ろにつけている。また、もともと別経営だった私立高校と提携関係を結んだ場合は「準付属」と呼ばれ、「札幌日大」「土浦日大」などと地名を先につけることとなっている。統一感のない名称には、こうした理由があったのだ。(本文より)
最近話題の日大ですが、付属高校が3種類もあるとは初めて知りました。組織が大きいからというのもあるかもしれないけど、このヒエラルキー意識こそが、独裁者を産む元凶となっているような気がします。
日常生活の様々なところに数字が使われていているけれど、それが付いた理由を知らないまま使っている数字がたくさんあって、その秘密を知るのは楽しいですねぇ。
2282冊目(今年302冊目)
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