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『鎌倉硝子館の宝石魔法師 守護する者とビーナスの絵筆』 瀬橋ゆか

鎌倉硝子館の宝石魔法師 守護する者とビーナスの絵筆

瀬橋ゆか(せはし ゆか)

マイクロマガジン社 ことのは文庫

NetGalleyJP

 更紗(さらさ)さんは鎌倉の鶴岡八幡宮のそばにある『硝子館 ヴェトロ・フェリーチェ』というお店が前から気になっていて、ついに今日入ってみたのです。店内の装飾がとてもきれいで、ウキウキした気持ちで店内を歩いていたら、そこに思いがけない人がいたのです。それはクラスメートの悠斗くん。クラスの女子たちに大人気のイケメンだけど、小心者の更紗さんは一度も話をしたことがありません。

 悠斗くんはこのお店のオーナーの甥で、店を手伝ってるんだというんです。そして突然に「ここでバイトしない?」って言われた更紗さんは、ちょっと迷ったけど条件もいいしここでバイトしようと決めました。

 このお店は表向きはガラス雑貨店ですけど、本当の仕事はお客様の心の宝石を鑑定したりメンテナンスしたりする「宝石魔法師」なのだそうです。心の中にある不安や夢や欲望が宝石のように色を持っていて、それを見ることができる人、それが宝石魔法師だというのです。

 宝石の力を借りて、悩んでいる人の心を救うというのは夢があるお話ですね。本当にそういうことがあるとしたら、このお店に行ってみたいなぁ。

 更紗さんは偶然にこの店に来たと思っていたのですが、どうも違うらしいと思ったところから話は大きな展開をするのですが、ツンデレなイケメンの悠斗くんにも大きな秘密があったのですね。

 宝石魔法師の力も大きいけれど、お客様が心にため込んでいた「誰にも言えないでいた思い」を聞いてあげることができる人の存在こそが大事なんだなって思いました。

#鎌倉硝子館の宝石魔法師 #NetGalleyJP

2319冊目(今年18冊目)

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