『道』 ルイス・サッカー
スタンリー(原始人)は「穴」で出会った友達のことを思い出しながら、あのころの生活を振り返っています。
穴掘りはホントにきつい仕事だったけど、あそこで学んだことを絶対に忘れません。理不尽な力で自分たちを押さえつけようとしてくる大人たちに対抗する最大の方法は「本当のことを言わないこと」。そしてどこにでも現れるサソリに気を付けることと、水は計画的に飲むこと、以上!
男の子が大勢いるから、当然ケンカやいざこざがいろいろあるから、殴られたり蹴られたりすることがあるけど、それを指導員の大人たちに言ったって、結局怒られるのは自分だから、殴られたなんて絶対に言わない。
「テントのドアにぶつけた」
おい、顔にあざがあるぞって言われても、返事はこれだけ。テントにドアなんかあるはずないけど、だれも突っ込んだりしない。身体のどこかが痛くても、ケガしても、みんな「テントのドアにぶつけた」しか言わない。
あの矯正キャンプはとんでもない所だったけど、いい友達ができたから、あそこに行ったのも悪いことじゃないって思ってる。だけど、二度と行きたくはないよ!
2314冊目(今年13冊目)
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