『ぼくは川のように話す』 ジョーダン・スコット シドニー・スミス
わたしはこれまで吃音というものを理解していなかった。
ことばが滑らかに出てこないのは何故なのかをわかっていなかった。
ことばが上手く出てこないだけだと思っていた。
そうじゃないんだ、話す以前に、頭の中にことばがたくさんあって、それがひっかかって、からみあって、ぐちゃぐちゃになって話すことのじゃまをしていたんだ。
学校の友達や、ことばの先生たちは、ぼくのことをわかっていない。
お父さんは、そんなぼくのことをわかってくれている。
お父さんと一緒に川に行く。
泣いてしまいそうなときは
このことばを思いだそう
ーーー ぼくは川のように話す。
そして、だまりこんでしまいそうなときも
ーーー ぼくは川のように話す。
川の水は、まっすぐに流れるだけじゃないんだ
うずをまいたり、波うったり、くだけたり、
ぼくは川とおなじなんだ。
それがぼくらしいことなんだ。
#ぼくは川のように話す #NetGalleyJP
2328冊目(今年27冊目)
« 『甕の鈴虫』 竹本喜美子 | トップページ | 『ホケツ!』 小野寺史宜 »
「海外 児童書」カテゴリの記事
- 『おばけのキルト』 リール・ネルソン、バイロン・エッゲンシュワイラー 63(2023.03.05)
- 『こねこの はなしではない おはなし』 ランドール・ド・セーヴ カーソン・エリス 47(2023.02.17)
- 『吹雪の中の列車』 マト・ロヴラック 22(2023.01.23)
- 『都会のワニ』 クルライン、イ・ファジン、ルリ 6(2023.01.07)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『すごいゴミのはなし ゴミ清掃員、10年間やってみた。』 滝沢秀一 69(2023.03.11)
- 『恋とそれとあと全部』 住野よる 71(2023.03.13)
- 『愛媛県新居浜市上原一丁目三番地』 鴻上尚史 85(2023.03.27)
- 『おにぎり猫のものがたり 第一巻』 ミケパンチ 56(2023.02.26)
コメント