『紙屋ふじさき記念館 4 故郷の色 海の色』 ほしおさなえ
第一話 活版印刷
小冊子研究会の新人歓迎遠足の行先は川越に決まりました。そして、あの「活版印刷三日月堂」で体験印刷をすることに!
第二話 包む心
熨斗(のし)袋などに使われる折形(おりがた)のすばらしさを初めて知って、百花さんはこれをテーマにしてワークショップをやってみたいと思ったのです。
第三話 故郷の色、海の色
建物取り壊しのために近いうちになくなってしまう「ふじさき記念館」を存続させるためには、どうしたらいいのか?百花さんと藤崎さんは悩みます。
和紙、インク、染め、印刷など、それぞれの専門分野で活躍している人たちが出会うことで生まれる化学反応がすてきです。
あんなことできないかしら?こんなことができないかしら?そんな方法があったの?こういうのなかったよね!
第一話でフィルムの写真を知らない学生たちに説明している文章を読んでいて、こんな風に過去のものになってしまっていることってたくさんあるのだろうなと思いました。デジカメやスマホからスタートした人には、フィルムで撮って現像するなんて想像もつかないのでしょうね。
第二話で藤崎さんが見せてくれた折形や紋切りだって、昔は家で作っていたものだというけれど、その存在すら知らない人の方が増えています。だからこそ、日本にはこんなにステキなものがあるのですよと紹介する必要があると思います。
子どもの頃に折り紙を畳んでから切り込みを入れて、似たようなことをしたことがあるなって思い出しました。「紋切型」という言葉の語源はこれなんですよね!久しぶりにやってみたくなりました。
このシリーズを読んでいると、やってみたくなることが増えてきました。前作の蝋引きや水引も面白そうだったし、ここで知ったことを少しずつやってみようかしら。
2374冊目(今年73冊目)
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