『わが家は幽世の貸本屋さん7 胡蝶の夢』 忍丸
夏織さんは東雲さんから引き継いだ貸本屋をしっかりと守っています。隣には水明の薬局もできて、2人は前途洋々です。
金目銀目は大人になってからは別の道を選んだけど、やっぱり仲良しなのは変わりなしです。ナナシはやっぱり頼りになるし、にゃあさんもクロもそれぞれのペースで助けてくれます。
河童の遠近さんとぬらりひょんさんの2人が新橋の屋台で飲んでいる話は面白いですね。(陰ひなたに笑う)
立派な功績がある人なのに、まだまだやることがたくさんあるって語るぬらりひょんさんと、彼の手助けをする気はないよって逃げ腰の遠近さん。遠近さんが田舎から出てきた話とか、江戸でどんなことをしてきたかとか、これはなかなか面白いお話でした。
さすがだなと思ったのは、夏織と水明の子どもたちのお話(初めてのお手伝い)です。幼いながらに、あの両親にしてこの子たちありという感じで微笑ましいですねぇ。
このシリーズの登場人物(といってもほとんどが妖怪だけど)たちが、いろんなところに登場してきて、それぞれに頑張ってるんだなって、懐かしい友達に会ったような気持ちになってしまいました。
この本で、本当に最後なのかしら?
また、貸本屋さんの話を読みたいな。その時は、子どもたちが主人公なのかしら?
#わが家は幽世の貸本屋さん #NetGalleyJP
2404冊目(今年103冊目)
わが家は幽世の貸本屋さん あやかしの娘と祓い屋の少年
わが家は幽世の貸本屋さん 2 偽りの親子と星空の約束
わが家は幽世の貸本屋さん 3 黒猫の親友と宝石の涙
わが家は幽世の貸本屋さん 4 春風の想いと狐面の男
わが家は幽世の貸本屋さん 5 残月の告白と妖しい秘めごと
わが家は幽世の貸本屋さん 6 無二の親子と永遠の約束
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