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『荒野にヒバリをさがして』 アンソニー・マゴーワン

荒野にヒバリをさがして
Lark

アンソニー・マゴーワン
Anthony McGowan

野口絵美(のぐち えみ) 訳

徳間書店

2020年カーネギー賞(イギリスの児童文学賞 )受賞

 復活祭のお休みに、ニッキーと兄のケニーは愛犬のティナを連れてヨークシャーの山へハイキングへ出かけました。もうすぐ春だからヒバリが見られるのを楽しみにしていました。
 でも、途中から雪が降ってきて、道に迷ってしまって、今自分たちがどこにいるのかわからなくなってしまったのです。

 

 雪の中を必死に歩くあいだ、ニッキーは必死に考えました。

 何としてもケニーと一緒に家に帰らないと!
 なんとかできるのは自分しかいない!

 

 父さんは今はちゃんとしているけれど、昔は酒浸りで母さんが出て行ってしまって、その後は3人で頑張って生きてきたんです。

 ケニーは1歳年上だけどは特別支援学校に通っていて、普段と違うことになかなか対応ができないのです。だからニッキーは自分がしっかりしなくちゃと頑張ってきました。

 面倒くさいと思うこともあるけど、父さんも新しい母さんも仕事で忙しいから、自分ができる限りのことをしないと!

 

 ケニーのことを助けなくっちゃって、ずっと思っていたニッキーが、時にはケニーに助けられることもあるんです。

 楽しいときも、つらいときも、一緒に過ごしていく時間を大事にしてふたりは成長してきたんです。

2396冊目(今年95冊目)

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