『本おじさんのまちかど図書館』 ウマ・クリシュナズワミー
本おじさんのまちかど図書館
Book unkle and me
ウマ・クリシュナズワミー 作
Uma Kurishunazuwamii
長友恵子(ながとも けいこ)訳
フレーベル館 ものがたりの庭 17
NetGalleyJP
インドヤズミンは本を読むのが大好きなインドの女の子です。本おじさんの「まちかど図書館」で毎日本を借りるのが楽しみで、毎日1冊ずつ読むと決めています。
「ぴったりの日に、ぴったりの人に、ぴったりの本をね。知ってるだろう?それがわたしのこだわりなんだ」
本おじさんの言うとおりだ。本おじさんは、いつも、ぴったりの日にぴったりの本をわたしに選んでくれていた。(本文より)
今日、本おじさんが渡してくれた本はいつもの本よりずっと薄いのに、意味がよく分からないんです。学校の授業も、家族とのごはんのときも、それが気になってしまってしょうがないんです。
本おじさんはボランティアで図書館を開いています。大きな通りの交差点で本を並べていて、誰にでも無料で本を貸してくれるし、その人にぴったり合った本を薦めてくれます。本おじさんのおかげで、良い本を読んで、仕事を見つけることができた人もいるくらいなんです。
なのに、本おじさんの図書館が立ち退かなければならないって連絡が市役所から届いて、「まちかど図書館」がなくなってしまいそうです!ヤズミンは、それは困るって思いました。いろんな人に相談してみましたが、そうだねってみんな言ってくれるけど、解決策は見つかりません。
この間、本おじさんに貸してもらった本のことを思い出したら、ひらめくことがありました。
そして、ヤズミンは決めたのです、わたしたちの力で本おじさんの図書館を守ろうと!
ヤズミン、がんばれ!
本おじさん、ありがとう!
#本おじさんのまちかど図書館 #NetGalleyJP
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