『10の奇妙な話』 ミック・ジャクソン
図書館で見かけて、表紙の絵に惹かれて手に取ったこの本、読みだしてから気がついたのですが、「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」を書いたミック・ジャクソンの本だったのですね。
どれも面白かったけど、わたしは「蝶の修理屋」と「宇宙人にさらわれた」が好きです。子どもたちの思いが突っ走っていく感じ、とてもいいなぁって思います。
「ピアース姉妹」は、「八月の鯨」の老姉妹のホラー版って感じで、これもまたいい感じです。
ちょっとダークな感じで、思い込みが激しくて、悪気はなくて、だけどとんでもないことが起きる、そんな感じがすてきです。
この10篇が収められています。
1.ピアース姉妹
2.眠れる少年
3.地下をゆく舟
4.蝶の修理屋
5.隠者求む
6.宇宙人にさらわれた
7.骨集めの娘
8.もはや跡形もなく
9.川を渡る
10.ボタン泥棒
2420冊目(今年119冊目)
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