『10の奇妙な話』 ミック・ジャクソン
図書館で見かけて、表紙の絵に惹かれて手に取ったこの本、読みだしてから気がついたのですが、「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」を書いたミック・ジャクソンの本だったのですね。
どれも面白かったけど、わたしは「蝶の修理屋」と「宇宙人にさらわれた」が好きです。子どもたちの思いが突っ走っていく感じ、とてもいいなぁって思います。
「ピアース姉妹」は、「八月の鯨」の老姉妹のホラー版って感じで、これもまたいい感じです。
ちょっとダークな感じで、思い込みが激しくて、悪気はなくて、だけどとんでもないことが起きる、そんな感じがすてきです。
この10篇が収められています。
1.ピアース姉妹
2.眠れる少年
3.地下をゆく舟
4.蝶の修理屋
5.隠者求む
6.宇宙人にさらわれた
7.骨集めの娘
8.もはや跡形もなく
9.川を渡る
10.ボタン泥棒
2420冊目(今年119冊目)
« 『イスラエルとユダヤ人 考察ノート』 佐藤優 | トップページ | 『幽霊たち』 ポール・オースター »
「海外 小説」カテゴリの記事
- 『オリーヴ・キタリッジの生活』 エリザベス・ストラウト(2022.06.26)
- 『昨日』 アゴタ・クリストフ(2022.06.07)
- 『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・ゼヴィン(2022.06.06)
- 『幽霊たち』 ポール・オースター(2022.05.07)
- 『10の奇妙な話』 ミック・ジャクソン(2022.05.06)
コメント