『サンダーバード完全写真資料集成』 スティーブン・ラリビエー
読友さんの書評を読んで、わたしも図書館で探してみたらありました!
サンダーバードの魅力は、人間はマリオネットでぎこちなく動いているのに、メカは限りなく精巧でカッコよいというギャップだと思うのです。
未来の都市や車、飛行機、船、宇宙船、どれもが近未来を感じさせてくれて、サンダーバード放映時は、毎週TV放映の時間がとても楽しみでした。
当時はよくわかりませんでしたけど、今になってみれば、イギリスで製作されたこの作品は、やっぱりイギリスの香りがプンプンしています。トレーシーさんはアメリカ人(アメリカ空軍出身)という設定ですけど、執事さんがいたり、引退後は離島で暮らしていたりというところはイギリス人のセンスですよね。
エージェントのレディ・ペネロープは貴族のお嬢様、運転手のパーカーは下町生まれでコックニー訛りでしゃべっていて、いかにもロンドンの人たちという感じでしたね。
最近、衛星放送でサンダーバードの再放送を見たのですが、やっぱりカッコいいですねぇ。この本の写真を見ながら、当時は大変な労力をかけて撮影していたのだろうなと想像してしまいました。
2432冊目(今年131冊目)
« 『横浜駅SF 全国版』 柞刈湯葉 | トップページ | 『奇跡のミシン 天国の声、届けます』 清水有生 »
「海外 その他」カテゴリの記事
- 『熟睡者』 クリスティアン・ベネディクト ミンナ・トゥーンベリエル 265(2023.09.22)
- 『死者宅の清掃』 キム・ワン 蓮池薫 訳 215(2023.08.03)
- 『長距離漫画家の孤独』 エイドリアン・トミネ 141(2023.05.21)
- 『うろんな客』エドワード・ゴーリー 108(2023.04.18)
「デザイン・アート・写真」カテゴリの記事
- 「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性」展図録 230(2023.08.19)
- 『東京のかわいい看板建築さんぽ』 宮下潤也 235(2023.08.23)
- 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』 川内有緒 230(2023.08.18)
- 『まねっこカメレオン』 リト 221(2023.08.09)
- 『絵とき百貨店「文化誌」』 宮野力哉 224(2023.08.12)
コメント