『じゅんくんの学校』 福田隆浩 ささめやゆき
じゅんくんには、苦手なことがいろいろあります。
靴をはくこと、高いところ、手をあらうこと、うがいをすること。マスクをすること、
なかでも一番いやなことは……?(書籍紹介より)
じゅんくんは2年生になりました。苦手なことがたくさんあるけど、前よりも上手になってきました。新しく入ってきた1年生を見ると自分は1年分成長したなって思えることがたくさんあります。
でも、やっぱりトマトはきらいです。先生はちょっとでいいから食べなさいっていうけれど、きらいなものはきらいです。
今日はこれを食べないとプリンを食べさせてくれないっていわれたから、がんばって一口食べたけど、どうして食べなきゃいけないのかなぁ?
じゅんくんは体育もあんまり好きじゃない。マラソンの練習もしょうがないからやってるけど、ホントはやりたくない。
きっと先生や両親やおねえちゃんはじゅんくんのことを思っていろいろやってくれてるんだろうけど、どうも説明が足りてないような気がするの。どうしてトマトを食べなきゃいけないのか?どうして走らなければならないのか?じゅんくんにわかるように説明してくれないかなぁ?
そのわけがわかったら、じゅんくんはもっと楽になれると思うんだけど、どうなのかしら?
「死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由」の幹之佑くんが言っていたように、もっと本人の話を聞いて欲しいなって思うのです。
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