『海のてがみのゆうびんや』 ミシェル・クエヴァス
海のてがみのゆうびんや
The Uncorker of Ocean Bottles
ミシェル・クエヴァス 文
Michelle Cuevas
エリン・E・ステッド 絵
Erin E. Stead
岡野佳(おかの けい) 訳
化学同人
NetGalleyJP
米国 彼はゆうびんやさん。でも、普通のゆうびんやさんではありません。海で迷子になってしまった手紙を配達しています。どんなに大変な思いをしても、手紙を届けるとみんなよろこんでくれるから、この仕事を続けています。でも、自分宛の手紙はきません。
だから、誰か自分に手紙をくれないかなぁっていつも思っています。
ある日、波に揺れているガラスびんを見つけたのだけど、中の手紙にはあて名がないのです。
誰への手紙なのかわからないまま、ゆうびんやさんはいろんな人に聞いて周ります。
最近は手紙のやり取りというのがすっかりなくなってしまって、ちょっと寂しい気もします。文字がたくさん書いてある手紙でも、たった一言で書いてある手紙でも、絵が描いてあったり、写真だったり、誰かの手から送られてきた手紙には、いろんな思いが乗せられているような気がします。
ゆうびんやさんは、手紙を配達しながら、誰かの心を伝えてくれるのです。
#海のてがみのゆうびんや #NetGalleyJP
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