『使いきる』 有元葉子 235
この本の表紙のなべつかみの写真に心をつかまれてしまいました(笑)
有元さんがモノを大事に使っているということが本当によくわかる本です。そして、余計なものをため込まないということもよくわかります。余計なものがないから、必要なものをいつも見える状態にしておくことができて、その結果大事に使うことができるということなのです。
郵便物はその場で開けて、いるものといらないものに分け、いらないものはすぐに捨てます。必要なものも封筒は捨てて、中身の書類だけを項目別に分けたポケット式のノートファイルに収めます。封筒のまま取っておくのは厳禁。引き出しに入れておくにしろ、ファイルに入れるにしろ、封筒のままではかさばって、すぐにいっぱいになっちゃうので。
もちろん、封を切らずにそのまま数日置いておく、なんて言うことは絶対にしません。そもそもそういうものを置いておく場所を作らない。テーブルの上にはいつも何もない状態にしておけば、郵便物が摘まれることもないのです。(p37)
わたしも郵便物だけはサッサと片づけることにしています。不要なDMを取っておく必要もないし、請求書が見つからないなんてことがないように、ポストから出したらすぐに開封して仕分けしています。他のものはなかなか片付かないけど、これだけはやっておかないとと思ってます。
表紙の写真のなべつかみにはパッチワークのような「つぎ」が当たっています。こういう使い方をする人が減ってしまったのが残念です。こうやって薄くなったところを補強して使い勝手が良くなるだけではなく、愛着が増していくって素敵なことです。
新しいものを買うことばかり考えてきた世の中が、最近少し変わってきたような気がします。金銭的なこともあるかもしれないけれど、中古のものを買うことに抵抗がない人が増えてきたのはいいことだなと思います。
古いけれど大好きなものだから修繕して使っていくというのが当たり前な世の中になったら、不必要なものが少なくなるんじゃないかしら。
100円ショップを覗くのは楽しいけれど、そんなものにばかり囲まれて生きて行くのって素敵なことなのかしら?
自分の身の回りにあるいろんなものが、すべて必要なのかしら?
ちょっと見直してみるキッカケをこの本から頂きました。
2536冊目(今年235冊目)
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