ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『編集者ぶたぶた』 矢崎在美 218 | トップページ | 『団地のふたり』 藤野千夜 220 »

『BLACK JACK 8』 手塚治虫 219

BLACK JACK(ブラック・ジャック) 8

手塚治虫(てづか おさむ)

秋田文庫

 ブラックジャックに依頼をしてくる患者は世界中にいます。いくらでも金を払うから直してくれという人もいれば、せっかく高い金を払ったのに治っていないじゃないかとクレームをつける人もいます。

 治らないことは分かっているけれど、自分がどうしてもやりたい仕事があるから、ちょっとだけ寿命を延ばしてくれという人もいます。ブラックジャックは口では「金のため」というけれど、本当は患者への思い入れの方を大事にしているから、そういう人のためなら頑張ろうとする人なんです。だから、手術中にどんなことがあっても「諦めない」のが彼のやり方なんです。でも、相手が嫌な奴だと思ったら、どんなに金を積まれても仕事はしません。「白い目」の殺し屋は、そんなスタンスを認めてくれたのでしょう。

 「死への一時間」でブラックジャックとドクター・キリコが仲良く話をするシーンは、医者同士で意見が合う部分もあるのだなと思えて、ホッとする場面です。

 いつものことだけど、ピノコのブラックジャックへの愛は深いわね。同じようにブラックジャックからのピノコへの愛も深いなぁ。

 

  • なにかが山を
  • 発作
  • イレズミの男
  • 奇胎
  • 道すがら
  • 白い目
  • 殺しがやってくる
  • 再会
  • 死への一時間
  • 通り魔
  • ピノコ西へいく
  • すりかえ
  • しめくくり

 解説:菊地秀行 

2520冊目(今年219冊目)

« 『編集者ぶたぶた』 矢崎在美 218 | トップページ | 『団地のふたり』 藤野千夜 220 »

コミックス」カテゴリの記事

日本の作家 た行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『編集者ぶたぶた』 矢崎在美 218 | トップページ | 『団地のふたり』 藤野千夜 220 »