『みつばの郵便屋さん 7 あなたを祝う人』 小野寺史宜 227
みつばの町に初めてカフェができました。郵便配達をしていると「カフェができたんだって?」と聞かれることが増えて場所を教えることもあるのだけど、いつも郵便物を届けるばかりだけど、休みの日にはコーヒーを飲みに行きたいなぁと思っている秋宏さんです。
みつば郵便局での勤務も8年目、町の人たちと挨拶したり世間話をしたりすることが増えました。いい人が多くていい町だなぁと思いながら仕事をしています。夏は「暑・暑・暑・暑」だし、冬は「寒・寒・寒・寒」だけど、郵便配達の仕事が好きだから続けてきました。歳とともに仕事がきついなぁと思うようになってきたし、何歳までこの仕事ができるんだろう?って思ったりもします。
郵便配達を通じて知り合った方が亡くなったり、引越して行ったり、戻ってきたり、淡々としているようで、同じ日は二度とやってきません。
今まで登場したみなさんが大勢登場してきています。秋宏さんは来年あたり移動なのかなぁ?そしたら、この物語はどうなってしまうのでしょう?
・あなたを祝う人
現金書留が届いたのですが、送り主の名前が知らない人だったのです。これを受け取っていいのか返したほうがいいのかと相談されて、秋宏さんも悩んでしまいました。
・拾いものにも福はある
配達の途中で、郵便物の落としものを拾った秋宏さん。これは直接お届けしなければと思ったのです。
・エレジー
小学校へ郵便物を届けに行くと、時々お茶をごちそうになることがあります。今回はいつもと違う先生だったのですが、郵便屋さんにお茶を入れてくださいと引継ぎされてますと言われて、恐縮してしまう秋宏さんでした。
・心の小売店
みつばには「ハートマート」というスーパーマーケットがあります。翻訳家をしている彼女にこれを日本語訳したらどうなるのかな?と聞いてみたら「心の小売店じゃない?」と言われたのです。
みつばの郵便屋さん
みつばの郵便屋さん 2 先生が待つ手紙
みつばの郵便屋さん3 二代目も配達中
みつばの郵便屋さん4 幸せの公園
みつばの郵便屋さん 5 奇跡がめぐる町
みつばの郵便屋さん 6 階下の君は
2528冊目(今年227冊目)
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