『みんな えがおになれますように』 うい 237
ういさんは、小学3年生の夏休み、テレビ番組をきっかけにトランスジェンダーについて興味をもちます。夏の自由研究として調べ、2名の当事者の方に話を聞きました。(書籍紹介 より)
その後ういさんは「さとうさん」「杉山文野さん」「オードリー・タンさん」「ロバート・キャンベルさん」にインタビューをし、この本にしました。こうやって、当事者の方と話をするのはとても大事なことだと思います。
自分の頭の中でトランスジェンダーってどういうことなんだろう?って想像してみてもわからないことがたくさんあります。それに、一口にトランスジェンダーとしてまとめられてしまう人たちだけど、それぞれ違った生活をして、違った考え方をしています。そういう方たちと直に話をすることでしか得ることができないこと、それこそが大切なことなのです。
最近は自分がトランスジェンダーであるとカミングアウト(公表)する人が徐々に増えてきましたけど、なかなかそうできない人が多いのも事実です。未だに古い考え方を持つ人が多いから差別されることも多いし、法律上も様々な問題があるのです。日本は、この件に関しては世界の中で特に遅れた国です。
そんな日本を変えていくには、みんなの意識を、みんなの知識を、みんなの愛を、集める必要があるのです。そのためには、まずは知ることなのです。みんな平等なのだと、みんな自由に生きて行きたいのだと。
#みんなえがおになれますようにちがうってすてきなこと #NetGalleyJP
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