『どろろ 3』 手塚治虫 233
百鬼丸は、父である醍醐景光と再び戦うことになります。醍醐は我が子を生贄にしてまで天下を取りたいと思った鬼であることに変わりはないのですが、母はそんなことをしてしまった自分たちの立場はわかっているけれど、我が子への愛は捨てきれません。でも、百鬼丸ははっきりといったのです。自分を拾ってくれたあの医者こそが自分の親であると。
口ではそういっても、心で会話ができる百鬼丸はすべてをわかっています。わかっているからこそ、妖怪と対決する旅を続けるのです。
どろろの秘密のことは、百鬼丸は以前からわかっていたのでしょうね。どろろはしっかりした子だから、ひとりでも生きていけると判断した百鬼丸はひとりで旅を続けるという所で物語は終わります。
この本の解説は手塚眞さんが書いているのですが、眞さんが子供の頃、手塚先生と妖怪の話ばかりしていたというのは、実に微笑ましいお話です。
そして、百鬼丸というキャラクターがブラックジャックにつながっていくという話は、実に興味深いです。
百鬼丸がいくらみんなを助けても化け物だと言って村を追われるのと、せっかく患者を治療してももぐり医者と卑下されるブラックジャックは確かに同じような運命である気がします。
そしてちっちゃいけど気が強いどろろの生まれ変わりがピノコなのかなぁって思えてきました。
どろろとブラックジャックはつながっていたんだな。
・二ひきのサメの巻
・しらぬいの巻
・無情岬の巻
・ミドロの巻
・どんぶりばらの巻
・四化入道の巻
・ぬえの巻
解説:手塚眞
2534冊目(今年233冊目)
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