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『カーテンコール!』 加納朋子 239

カーテンコール!

加納朋子(かのう ともこ)

新潮文庫

私立萌木女学園は閉校することになりました。これまでは就職率が高いというのが有名な大学だったのですが、単位不足のために卒業できなかったら、就職もままなりません。単位不足の生徒たちを卒業させるために、半年間の特別補講合宿が始まりました。

 この合宿所に集まった生徒たちは、それぞれの問題を抱えています。でも、その問題にどう立ち向かえばいいのかが分かっていなかったり、そもそも問題に気づいていなかったり。そんな彼女たちに角田理事長は優しく、時に意外な方法で接してくれます。

 

 社会に適応するために無理したり、頑張りすぎたり、家族にも友人にも恵まれなかったり、本当は自分のせいではないのに、自分はダメな人間だと思い込んでいる人が世の中には大勢います。

 コミュ障だったり、毒親がいたり、家と学校の往復だけの生活では逃れられなかっただろう呪縛を、この合宿で解消できなくても、少なくとも理解できた人は幸運だなと思います。

 

 卒業式での角田理事長の話は、悲しくてやりきれないものだったけど、だからこそこの学校の存在意義があったのです。スピーチの最期におっしゃった言葉がとても印象的でした。

これから先、何か困難に出会ったとき、自己嫌悪に陥ったとき、そっとつぶやいてみて下さい。

『私は素晴らしい』と

 

 この本の解説は1万円選書の「岩田徹さん」です。彼もこの本に救われたということを、多くの人に伝えたいなと思いました。

 

  • 砂糖壺は空っぽ
  • 萌木の山の眠り姫
  • 永遠のピエタ
  • 鏡のジェミニ
  • プリマドンナの休日
  • ワンダフル・フラワーズ

2540冊目(今年239冊目)

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