ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』 262 | トップページ | 『「一万円選書」でつながる架け橋』 岩田轍 264 »

『BLACK JACK 10』 手塚治虫 263

BLACK JACK(ブラック・ジャック)10

手塚治虫(てづか おさむ)

秋田文庫

 今回はブラックジャックの父親の話が2話(「選ばれたマスク」と「骨肉」)あったのですが、あんな父親を持ってしまった子どもの気持ちというのは、実に複雑なのでしょうね。父親の現在の妻の顔を直して欲しいと、世界一美しい顔にしてくれとの希望に、ああいう形で答えたのは、ブラックジャックから父親への最大の復讐だったのだと思います。

 「灰とダイヤモンド」に登場した百鬼先生。百鬼丸の生まれ変わりなのかしら?最初はブラックジャックの提案に抵抗していたけれど、最後はわかってくれてホントに良かった。

 「やり残しの家」の話は、なんだかジーンときちゃいます。ああいう棟梁が作ってくれた家だから、ブラックジャックは大事にしてるんだ。だからちゃんとした治療室があるのね。

 お金のために仕事をしているふりをしているけど、ホントは違うんだよねぇ。イルカの治療だってちゃんとしてしまう「海のストレンジャー」を読んでいると、トリトンのことを思い出しちゃうなぁ。

 

  • アヴィナの島
  • えらばれたマスク
  • 復しゅうこそわが命
  • やり残しの家
  • 海のストレンジャー
  • ピノコ還る!
  • カプセルをはく男
  • 骨肉
  • 盗難
  • 灰とダイヤモンド
  • あつい夜
  • 身の代金
  • 人形と警官
  • お医者さんごっこ

解説:大森一樹 

2564冊目(今年263冊目)

« 『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』 262 | トップページ | 『「一万円選書」でつながる架け橋』 岩田轍 264 »

コミックス」カテゴリの記事

日本の作家 た行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』 262 | トップページ | 『「一万円選書」でつながる架け橋』 岩田轍 264 »