『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』 262
「1日10分のごほうび」「1日10分のしあわせ」に次ぐ「1日10分シリーズ」の第三弾です。
それぞれの話に、にっこりしたり、涙ぐんだり、たった10分でこんな気持ちになれるって、確かに贅沢なことですね。
「おまじない」を作った彼女は、何十年か後にそのおまじないがまだ生きていたことを知って、どんなに嬉しかったんだろう?って思います。ずっと忘れていた子どもの頃のこと、こうやって思い出すって不思議です。
「ムシヤシナイ」のおじいさんは、孫のことを本当に気遣っていたのね。その気持ちがきっと伝わっていたんだろうなぁ。こんなおじさんが作る駅そばは、きっとおいしいんだろうなぁ。
「ああ幻の東京五輪」の駒沢オリンピック公園総合運動場のボヤキがとってもよく分かります。あんなにいい施設があるのに、新しい箱物を作ることばっかりに熱心な人達、いい加減に反省して欲しいなぁ。
- みどり色の記憶 あさのあつこ
- 果物屋のたつ子さん/神主の白木さん いしいしんじ
- バーバのかき氷 小川糸
- テンと月 小池真理子
- ピアノのある場所 沢木耕太郎
- おまじない 重松清
- ムシヤシナイ 髙田郁
- ああ幻の東京五輪/団地への招待/日本インド化計画/東京の誕生 山内マリコ
2563冊目(今年262冊目)
« 『茗荷谷の猫』 木内昇 261 | トップページ | 『BLACK JACK 10』 手塚治虫 263 »
「日本の作家 アンソロジー」カテゴリの記事
- 『いやし』 <医療>時代小説傑作選 84(2023.03.26)
- 『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』 353(2022.12.26)
- 『鉄道小説』 316(2022.11.19)
- 『明日町こんぺいとう商店街』 284(2022.10.18)
- 『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』 262(2022.09.26)
コメント