『ドリトル先生ガラパゴスを救う』 福岡伸一 293
「ぼくは学校に行っていないのです。家が貧乏なので学費を出してもらえないのです。だから字を書くことも読むこともできません。そんなぼくでもナチュラリストになれるでしょうか」
「もちろんなれるよ」と先生は言いました。
「きみが今、好きなことをすっと好きであり続けさえすればね。スタビンズくん。学校に行かなくても弁k評することはできる。好きなことならいくらでも勉強が進む。そして勉強はとても大切なんだ。特に、新しいことを見つけようと思ったら、十分な勉強をしておくことが必要だ。なぜなら、何か新しいことを知るためには、何が新しくないかを知っておかなければならないからね」(本文より)
ドリトル先生は、世界中を旅しました。そこでいろんな発見をしたり、友情をはぐくんだりしてきました。そんなドリトル先生には心配事がありました。南米のガラパゴス諸島に人間が押し寄せて、そこにある自然を壊してしまったら困るので何とかしなければならないと考えたのです。そのために、イギリスの舟よりも先回りして彼の地へたどり着くために、気球での旅を思い付いたのです。
この物語を書いたのは、生物学者の福岡伸一先生です。ドリトル先生を愛する気持ち、リスペクトする気持ちに溢れた、とても楽しい物語です。
地球の自然を破壊するのは、無知で欲深い人間なのだということをドリトル先生はよくわかってらして、だからこそ、その欲をうまく利用してガラパゴスを守ろうと活躍する物語を、ワクワクしながら読みました。
やっぱりドリトル先生ってステキだわ~って感激し、小学生のときに、ものすごい勢いでドリトル先生シリーズを読んだことを思い出しました。
そして、いつも先生と一緒に旅することができるスタビンズくんが羨ましいなぁって思ったことも、思い出しました。
2594冊目(今年293冊目)
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