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『30日で人生を変える「続ける」習慣』 古川武士 310

30日で人生を変える「続ける」習慣

古川武士(ふるかわ たけし)

日本実業出版社

習慣化のロードマップ
・反発期 (1日から7日) 挫折率42% やめたくなる
・不安定期(8日から21日)挫折率40% 振り回される
・倦怠期 (22日~30日) 挫折率18% 飽きてくる(本文より)

 何かをやろうとするなら、とにかく30日続けることだと著者は言います。といっても、挫折する危険率から判断すると、最初の1週間が最も危険だということがわかります。「三日坊主」というのは、この最初のハードルを越えられないことを言っているのですね。

 勉強でも、ダイエットでも、ついつい大きな目標、大きなノルマを設定しがちなんですけど、それがイカンということのようです。そもそも得意ではないことを始めるわけですから、簡単なことから始めようという「ベビーステップで始める」が肝心なのだそうです。

 マラソンを始めようと思ったとしても、最初から走るのは無理なんです。元々走れる人だったら「今日から走るぞ!」なんて思わずに走り出しているはずです。そうではない人が始めるのだから、最初は歩くだけでもいいというんです。そして、「今日は走るコースを下見で歩いた」と記録を残すこと。これが大事だというのです。走り出してからも、大きな目標を設定せずに「今日は5分走った」でも良いのです。とにかく実行することに重きを置くことなのです。

 その先の問題の対処法が色々と出てきますけど、そこまでいけばかなり成功なのだと思います。とにかく最初の1週間続けること。これこそが「続ける」習慣の大きなポイントだと感じました。

 

 好きなことだったら、言われなくったってできるけど、そうではないことをしようとしてるんですから、「今日はやらなくてもいいや」という言い訳を極力排除する知恵が必要なのです。ひとりではすぐにサボってしまうという自覚があるなら、誰かと一緒にやるとか、目標の全部はできなくても5分だけでもやるとか、小さなことの積み重ねなんですね。

 「継続は力なり」と「三日坊主」の意味がとてもよくわかる本でした。 

2611冊目(今年310冊目)

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