『BLACK JACK 11』 手塚治虫 300
「人生という名のSL]に思い出の人たちが大勢登場するのですが、その中でも如月先生はブラックジャックにとって特別な人だったのですよね。「生涯を通して愛したのはあなただけ」という気持ちが伝わってきます。
戦争や独裁者を描いた作品を読んでいると、何十年経っても、世の中はそんなに変わっていないような気がします。そんなことをしてトップの座に立ったとしても、永遠に生き続けられるわけではないのです。みんなが幸せに生きて行けるように考えることができない人って、どうしていつの世にもいるのでしょうか。
解説の青池保子先生が書いていた「私もピノコになりたいわ」という言葉に、熱く同意!!
プロの漫画家にになってからもずっと手塚先生のファンで、秋田書店のイベントで、ブラックジャックの絵とサインを頂いたというエピソードにニヤニヤしてしまいました。
この14編が収められています。
・けいれん
・こっぱみじん
・命のきずな
・とざされた記憶
・犬のささやき
・昭和新山
・雪の訪問者
・がめつい同士
・話し合い
・ポケットモンキー
・ハローCQ
・青い恐怖
・戦争はなおも続く
・人生という名のSL
解説:青池保子
2601冊目(今年300冊目)
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