ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』 353 | トップページ | 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 アービンジャー・インスティチュート(再読)355 »

『エツコさん』 昼田弥子 354

エツコさん

昼田弥子(ひるた みつこ)作

光用千春(みつもち ちはる)絵

アリス館

NetGalleyJP

 エツコさんは認知症で、町の中を散歩しているうちに迷子になってしまうことが度々あります。でも近所の人たちが気にかけていてくれるから、そんなに遠くに行かないうちに見つけてもらえて、家に帰ることができています。

 

 近所に住む小学生の目から見たエツコは、ただのおばあさんにしか見えていませんけど、コンビニの店長さんは、小学校の時に彼女の教え子だったのでエツコ先生と呼んでいます。

 

 人によって、中村さん、エツコ先生、エッちゃん、お母さん、おばあちゃんといろんな呼び方をされているエツコさんは、きっとみんなから愛されている人なのでしょうね。

 

 認知症の初期の頃は頭がはっきりしているときと、そうでないときが「まだら」なので、周りにいる人たちが困惑してしまうことがよくあるんです。でも、一番困惑しているのは本人だから、周りの理解が大事だということ、優しくフォローすることが必要です。

 

 認知症を隠すのではなく、こんな症状だから、みんなで助けてねというスタンスで暮らしているこの家族はいいなぁって思います。近所の人たちも、そんなエツコさんを優しく見守っているところがいいですね。

 

#エツコさん #NetGalleyJP

2655冊目(今年354冊目)

« 『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』 353 | トップページ | 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 アービンジャー・インスティチュート(再読)355 »

日本の作家 は行」カテゴリの記事

NetGalleyJP」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』 353 | トップページ | 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 アービンジャー・インスティチュート(再読)355 »