ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『「一人で生きる」が当たり前になる社会』 荒川和久、中野信子 14 | トップページ | 『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』 益田ミリ 16 »

『楽器たちの図書館』 金重赫 15

Gakkitati

楽器たちの図書館

新しい韓国の文学 02

金重赫(キム ジュンヒョク)

波田野節子(はたの せつこ)訳

吉原育子(よしはら いくこ)訳

クオン

韓国

 表紙の絵が気に入って読んでみたこの本は、楽器、あるいは音楽にまつわる8編が収められている短編集です。

 10年ほど前に韓国で書かれた作品ですが、不思議なほど外国という感覚がないのです。登場する若者たちはみな近所にいそうな感じだし、わたしたちがあの年頃だった頃と同じようなことをしているのです。

 「ビニール狂時代」でLPレコードの山の中から面白そうなものを必死に探している様や、「拍子っぱずれのD」の合唱のエピソードなんて、わたしの学生時代を見ていたのかと思うほどなのです。

 中古レコード店で、まだ日本版が発売されていない輸入盤のLPを探していた頃のことを思い出しました。

 「無方向バス」のお母さんは、本当にあのバスに乗っていってしまったのかしら?その先のストーリーを自分なりに考えているうちに、日が暮れてきました。

・自動ピアノ
・マニュアルジェネレーション
・ビニール狂時代
・楽器たちの図書館
・ガラスの盾
・僕とB
・無方向バス
・拍子っぱずれのD

2677冊目(今年15冊目)

« 『「一人で生きる」が当たり前になる社会』 荒川和久、中野信子 14 | トップページ | 『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』 益田ミリ 16 »

海外 小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『「一人で生きる」が当たり前になる社会』 荒川和久、中野信子 14 | トップページ | 『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』 益田ミリ 16 »