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『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』 益田ミリ 16

沢村さん家のそろそろごはんですヨ

益田ミリ(ますだ みり)

文藝春秋

 最後の「沢村さん家のスキヤキ」を見て、母がいつだか言っていたことを思い出したのでした。わたしの両親が結婚したばかりの頃、スキヤキの味に父が文句をつけたことがあって、「じゃあ、あなたが味付けして」って頼んだら、もの凄く甘くてビックリしたって。家によって食べ物の味付けって全然違うから、最初の頃はそこでぶつかるんですよね。

 ずっと一緒に暮らしているうちに、それなりな味に落ち着いていくのです。その味で育った子どもは、それを記憶にとどめていくのだけれど、再現できるものと、できないものがあるのは何故なのでしょうね?

 外食もできるし、お惣菜を買ってきてもいいんだけど、やっぱりうちのご飯が一番いいなぁって思うわたしです。

 

 お母さんとお父さんが仲良しなのは、お互いのことを気遣っているからなのでしょうね。買い物をしたときに重いものは持ってあげなくっちゃと思っているお父さん。でも、自分が先に亡くなったら、この重い荷物をまた持たせてしまうことになるのかなぁって心配しているところがステキです。

 まだまだ元気な二人ですもの、いたわりあって毎日を過ごして欲しいなぁって思います。

2678冊目(今年16冊目)

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