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『なぜあの人は会話がつづくのか』 中谷彰宏 21

なぜあの人は会話がつづくのか

中谷彰宏(なかたに あきひろ)

あさ書房

コミュニケーションは、相手と意見が同じか、相手と違うかの2通りしかありません。
会話を途切れさせてしまう人ほど「違う」が口癖になっています。
反復は同意です。
「おいしいね」と言われたら、「おいしいね」と返します。
簡単だけど、大切なことです。p149

 相手と同じ考えですよという表現として、同じ言葉を繰り返すのって、簡単なのに効果的方法です。なのにね、それができない人が多いんです。相手と同調したくないというのは、自分の方がエライと思いたいのか、素直じゃないのか、いずれにしても、これでは会話は弾みません。

 だから、「おいしいね」には「おいしいね」なんです。

 「ありがとう」には「どういたしまして」って返事しがちだけど、そうではなくて「ありがとう」なのです。

 

先に結論を言う人は言いわけをしません。
結論を言ったら、言いわけはいらなくなるのです。
結論をいつまでも言わない人は、言いわけばかりしています。p168

 言いわけしている本人は、これで何とかなるって思っているのかもしれないんだけど、聞いている方からしたら「言いわけしてんじゃないよ~」って思ってしまうモノなんですよね。そんなことよりも「できていません」とか「わかりません」とか、現状を正直に言われた方がずっといいんです。

 なぜ遅刻したかを説明するより、「待たせてしまって、ごめんなさい」ということや、〆切の日にできませんというより、できないと分かった時点で相談する方が誠実ですもの。

 正直に結論を言うって大事なんだなぁ。相手は理由なんて求めてないんです。待たされた人の気持ちを大事にするなら、言いわけなんて言えないはずなんです。

 会話って、1人が勝手にしゃべることじゃなくて、言葉のキャッチボールなんだってことに気づくことが大事なのですね。

2683冊目(今年21冊目)

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