『きみの人生に作戦名を。』 梅田悟司 59
「やってきたことの一貫性」と「信念の一貫性」は別物である。
やってきたことはバラバラかもしれないが、意志や興味に従って行動を起こしてきた。だからこそ、私は私のことを、やってきたことの一貫性ではなく、信念の一貫性で評価することにしよう。p4
自分がこれまでやってきたことがバラバラで嫌になっちゃうという気持ちを、「信念の一貫性」と考えればいいのだという言葉で、わたしは救われた気がします。そうだよね、一見バラバラのようでいても、それをわたしが好きなんだ、やってみたかったんだという「くくり」で考えれば、一貫性があるんだ!
2時間でも3時間でも、ずっと楽しく話していられることとは何か。
誰からも頼まれていないのに、全力で取り組んできたことは何か。p55
実は先週、3年振りに会った友達と、もの凄くアツく語り合ってしまったんです。最近のことから話し出したんだけど、結局は高校生の頃に語り合っていたこととほとんど同じで、こういうことを語り合えるのはアイツしかいないと気がついてしまって。逆に言えば、そういうことを他では話すことがほとんどなかったんだと気がついたんです。そして、その話の内容が、わたしの根源的なところに関するものだったんです。
作戦名を自分で決めることの意味
誰もが自己紹介の時には、自分の名前を口にする。名前の由来を話すこともあるだろう。他者からあなたは、あなたの名前で呼ばれることになる。何度となく口にし、何度となく呼ばれる中で、名前の語感や文字に込められた意味が刷り込まれていく。p88
名前があるから誰だとか、それが何だということがすぐにわかる。自分の大事な物に名前を付ける、名前を付けるから愛着が増す。そういうことなんだな!だから、自分の目指すものにも名前を付けるってとても大事なんだね。
著者の梅田悟司さんは、梅は桜より先に咲く、悟という字は「悟空の悟だ」というところに意義を感じているとこの本の中で語っていますけど、自分の名前についてそんな風に考えるのって、とても大事なことです。
だから、何らかの思いを込めた作戦名を作って、それを見る度に自分の使命や夢を思い出すのは、大事なことなのです。
世界を1ミリではなく、1度動かす p216
これは面白い考え方だな。同じ方向に1ミリ進むより、1度角度を変える方が違う世界へ進める。今までのレールに乗ったまま進むのではなくて、ちょっと違う方向へ向かうっていいなぁ。
わたしの人生の作戦名を何にしようか? ただいま作戦会議中です。
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