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『BLACK JACK 12』 手塚治虫 57

BLACK JACK(ブラック・ジャック) 12

手塚治虫(てづか おさむ)

秋田文庫

 BLACK JACK を読むたびに、世の中の不条理について考えさせられます。

 育ての親を守ろうとする「山猫少年」の気持ちなんて、世間の人間たちにはわかってもらえないし。白いからということで珍重されるライオンが、ただの見世物になってしまって自由なんてありゃしない。「密室の少年」は、外界で自由に暮らす人たちを疎ましく思うばかりで、自身の特殊な力を無駄な方向へ向かわせてしまうし。

 そんな彼らを救いたいと思うブラック・ジャック先生はいろんな努力をするけれど、それだってすべてが報われるわけじゃない。でも、そうせずにはいられない彼の気持ちには、いつも頭が下がる思いです。

 BLACK JACK には、様々な人物が登場しますけど、「笑い上戸」にタモリが登場したのにはビックリ!

 

この13編が収められています。
・山猫少年
・信号
・侵略者
・白いライオン
・デベソの達
・鬼子母神の息子
・二人目がいた
・密室の少年
・その子を殺すな!
・タマ
・霊のいる風景
・帰ってきたあいつ
・笑い上戸
解説:竹内オサム

2719冊目(今年57冊目)

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