『BLACK JACK 12』 手塚治虫 57
BLACK JACK を読むたびに、世の中の不条理について考えさせられます。
育ての親を守ろうとする「山猫少年」の気持ちなんて、世間の人間たちにはわかってもらえないし。白いからということで珍重されるライオンが、ただの見世物になってしまって自由なんてありゃしない。「密室の少年」は、外界で自由に暮らす人たちを疎ましく思うばかりで、自身の特殊な力を無駄な方向へ向かわせてしまうし。
そんな彼らを救いたいと思うブラック・ジャック先生はいろんな努力をするけれど、それだってすべてが報われるわけじゃない。でも、そうせずにはいられない彼の気持ちには、いつも頭が下がる思いです。
BLACK JACK には、様々な人物が登場しますけど、「笑い上戸」にタモリが登場したのにはビックリ!
この13編が収められています。
・山猫少年
・信号
・侵略者
・白いライオン
・デベソの達
・鬼子母神の息子
・二人目がいた
・密室の少年
・その子を殺すな!
・タマ
・霊のいる風景
・帰ってきたあいつ
・笑い上戸
解説:竹内オサム
2719冊目(今年57冊目)
« 『おにぎり猫のものがたり 第一巻』 ミケパンチ 56 | トップページ | 『作り直し屋 十年屋と魔法街の住人たち』 広嶋玲子 58 »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『家守綺譚 上』 近藤ようこ、梨木香歩 26-218-3977(2026.08.05)
- 『税金で買った本 15』 ずいの、系山冏 26-190-3949 (2026.07.08)
- 『どっちの勝ち?』 トニ・モリスン、スレイド・モリスン 26-171-3930 (2026.06.20)
- 『税金で買った本 14』 ずいの、系山冏 26-181-3940(2026.06.29)
「日本の作家 た行」カテゴリの記事
- 『窓のまどかさん』 戸森しるこ 26-217-3976(2026.08.04)
- 『容疑者の夜行列車』 多和田葉子 26-197-3956(2026.07.15)
- 『税金で買った本 15』 ずいの、系山冏 26-190-3949 (2026.07.08)
- 『献灯使』 多和田葉子 26-187-3946(2026.07.05)
« 『おにぎり猫のものがたり 第一巻』 ミケパンチ 56 | トップページ | 『作り直し屋 十年屋と魔法街の住人たち』 広嶋玲子 58 »



コメント