『恋とそれとあと全部』 住野よる 71
高校の下宿仲間でクラスメイトのサブレ(司)という女子に片思いしている、めえめえ(洋平)。サブレから夏休みにじいちゃんの家に行くんだけど、一緒に行く?って聞かれて、思わず「うん」と答えてしまった’めえめえ’。
サブレはいろんなことを気にし過ぎで、あの子面倒くさいなぁっていう友達もいるけど、そういう所も含めて’めえめえ’は気に入ってる。だから、2人で夜行バスに乗る時だってドキドキだった。
スキだ、付き合ってくださいって言うタイミングがつかめないまま、でもサブレと一緒に過ごす時間は楽しいなぁと思う’めえめえ’なのです。
サブレが気にしていた「死」について親戚の人や、じいちゃんと関わっていく中で、今まで思いもしなかった自分のことに気がつく’めえめえ’の心の揺れ具合が、なんだかいいなぁって思う。若いうちにこういうことをうんと考えておくって大事だよね。
生きている人と死んだ人のことをいろいろと考えるけど、じいちゃんが言うように、生きている人の方が大事なんだよねって、’めえめえ’もサブレも気が付けて良かったなって思う。
ドキドキしたり、ワクワクしたり、こういう青春を送れるっていいなぁ。
#恋とそれとあと全部 #NetGalleyJP
2733冊目(今年71冊目)
« 『青いパステル画の男』 アントワーヌ・ローラン 70 | トップページ | 『オリンピア・キュクロス 1』 ヤマザキマリ 72 »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『本屋で待つ』 佐藤友則 143(2023.05.23)
- 『旧町名さがしてみました in 東京』 102so 111(2023.04.21)
- 『味わい、愉しむ きほんの日本語』 齋藤孝 101(2023.04.12)
- 『沼にはまる人々』 沢木文 99(2023.04.10)
- 『心寂し川』 西條奈加 90(2023.04.01)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『人がつくった川・荒川』 長谷川敦 132(2023.05.12)
- 『一年一組 せんせいあのね』 鹿島和夫 ヨシタケシンスケ 140(2023.05.20)
- 『寝煙草の危険』 マリアーナ・エンリケス 139(2023.05.19)
- 『ぼくらは星を見つけた』 戸森しるこ 136(2023.05.16)
- 『小日向でお茶を』 中島京子 116(2023.04.26)
« 『青いパステル画の男』 アントワーヌ・ローラン 70 | トップページ | 『オリンピア・キュクロス 1』 ヤマザキマリ 72 »
コメント