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『恋とそれとあと全部』 住野よる 71

恋とそれとあと全部

住野よる(すみの よる)

文藝春秋

NetGalleyJP

 高校の下宿仲間でクラスメイトのサブレ(司)という女子に片思いしている、めえめえ(洋平)。サブレから夏休みにじいちゃんの家に行くんだけど、一緒に行く?って聞かれて、思わず「うん」と答えてしまった’めえめえ’。

 サブレはいろんなことを気にし過ぎで、あの子面倒くさいなぁっていう友達もいるけど、そういう所も含めて’めえめえ’は気に入ってる。だから、2人で夜行バスに乗る時だってドキドキだった。

 スキだ、付き合ってくださいって言うタイミングがつかめないまま、でもサブレと一緒に過ごす時間は楽しいなぁと思う’めえめえ’なのです。

 

 サブレが気にしていた「死」について親戚の人や、じいちゃんと関わっていく中で、今まで思いもしなかった自分のことに気がつく’めえめえ’の心の揺れ具合が、なんだかいいなぁって思う。若いうちにこういうことをうんと考えておくって大事だよね。

 生きている人と死んだ人のことをいろいろと考えるけど、じいちゃんが言うように、生きている人の方が大事なんだよねって、’めえめえ’もサブレも気が付けて良かったなって思う。

 ドキドキしたり、ワクワクしたり、こういう青春を送れるっていいなぁ。

#恋とそれとあと全部 #NetGalleyJP

2733冊目(今年71冊目)

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