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『今日も町の隅で』 小野寺史宜 61

今日も町の隅で

小野寺史宜(おのでら ふみのり)

角川文庫

 「みつば」は、小野寺さんが作り出した架空の町なんだけど、そこに住む人たちの話をいろいろと読んできたから、なんだか行ったことがある町の話を読んでいるような気持ちになってしまうんです。

 四葉駅前のバー「ソーアン」も「蜜葉ビール」も「みつばの郵便屋さん」に登場していたし、スーパーマーケット「ハートマート四葉店」もありましたねぇ。

 小説家を目指している男性(リトル・トリマー・ガール)や、ミュージシャンを諦めきれない男性(チャリクラッシュ・アフタヌーン)は、は、小野寺さんの分身かしら?

 息子の学校の三者面談にとんでもない格好で行っちゃったシングルマザー(冬の女子部長)とか、同窓会で昔好きだった女子にドキドキしちゃう40男(ハナダソフ)とか、離婚した人が大勢出てくるのは、これぞ日本の現実って気がするなぁ。

 スーパーマーケットのレジ係の女性(カートおじさん)の話は、どうってことなさそうでいて、いろんなことを教えてくれるなぁと感じます。

 どの話も小野寺ワールドだなぁってニヤニヤしてしまうのです。 

 

この10篇が収められています。

・梅雨明けヤジオ
・逆にタワー
・冬の女子部長
・チャリクラッシュ・アフタヌーン
・君を待つ
・リトル・トリマー・ガール
・ハグは十五秒
・ハナダソフ
・カートおじさん
・十キロ空走る

2723冊目(今年61冊目)

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