『ビブリア古書堂の事件手帖 Ⅲ 扉子と虚ろな夢』 三上延 76
古書店を経営している祖父が古書市に出店するので、アルバイトとしてやってきた恭一郎くんは、そこで扉子さんと出会い、同じ高校だということで意気投合し、話が弾むのが妙に嬉しいのです。
父から残された約千冊もの蔵書を相続することになった恭一郎くんだけど、彼は本に興味などないし、両親が離婚していたため父との関係も希薄だし、なのに周りがどうしてこんなに父の蔵書について騒いでいるのか、わからないのです。
今回は扉子さんが大活躍するのですが、やっぱり血は争えないですねぇ。本に関しての興味は素晴らしいけれど、対人関係が母ほどではないけれど、やっぱり苦手です。そんな彼女と意気投合した恭一郎くんは、本人は意識していないけれど、やっぱり古書店の家の子なんですね。
最後に登場した智恵子さんは、いったい何をたくらんでいるのやら?次作への期待が膨らみます。
プロローグ・五日前
初日・映画パンフレット『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』
間章一・五日前
二日目・樋口一葉『通俗書簡文』
間章二・半年前
最終日・夢野久作『ドグラ・マグラ』
エピローグ・一ヶ月後
2738冊目(今年76冊目)
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