『名前のない人』 クリス・ヴァン・オールスバーグ 91
車に乗っていたベイリーさんは、誰かにぶつかってしまいました。ビックリして車から飛び出してみると、知らない男の人が倒れていました。彼を家に連れて帰って、お医者さんに診てもらいました。
その男の人はなにも話しません。それに、どうしてここにいるかもわかっていないようなのです。
何かを思い出さないことには帰ることもできません。「名前のない人」はベイリーさんの家で暮らすことになりました。
「名前のない人」は、ベイリーさんと一緒に農作業をするようになりました。息も切らさずによく働きます。
何週間か経ったころ、不思議なことが起きていました。まわりはすっかり秋になって木々の葉が紅葉し始めているのに、ベイリー家の周りだけが夏のままで、緑に包まれているのです。
そして、ある日突然「名前のない人」がいなくなり、ベイリー家にも秋が訪れました。
「名前のない人」は、いったい何者だったのでしょうか?
人間ではない何かだったのかしら?
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