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『うろんな客』エドワード・ゴーリー 108

うろんな客
The Doubful guest

エドワード・ゴーリー
Edward Gorey

柴田元幸(しばた もとゆき) 訳

河出書房新社

 「うろん」という言葉の意味を調べてみると「正体の怪しく疑わしいこと」なのだという。つまり、この本の題名は、正体不明の怪しいヤツが客としてやってきたということなのね。

 

 食事をすればお皿まで食べちゃうし、所かまわず寝てるし、この「うろんな客」はとっても勝手な奴なんだけど、この家の人たちは決して嫌がっていないのよね。たぶん心の中では「あ~あ」くらいは思っているのだろうけど、「出ていけ!」とは思っていない。

 

 「うろんな客」はアリクイみたいな顔をしてシマシマ柄のマフラーを巻いて、白いスニーカー(わたしにはコンバースのオールスターのように見える)を履いている。この家の人たちはみんなクラシックな服装なのに、ヤツだけはカジュアルなんだ。若いのかな?子どもなのかな?

 

 普通だったら「招かざる客」になりそうなところなんだけど、なぜか追い出されもせず、この家でずっと暮らすことになる「うろんな客」。

 

 このシュールな感じが好きだ!

 

 「ぶたぶた図書館」で紹介されていたこの本、面白かった~!

2770冊目(今年108冊目)

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