『鞄図書館 Volume 1』 芳崎せいむ 149
トレンチコートを着た男が持っている皮の鞄。知らない人が見たらただの鞄に見えるけど、実は「鞄図書館」なのです。この鞄の中に収められている本はいったいどれだけあるのでしょう?本を探しに行くときは、命綱をつけていかないと帰れなくなってしまうというのだから、きっと、それはそれは広いのでしょう。
鞄図書館を待っている人が様々な場所にいます。その場で読む人もいれば、借りていく人もいます。ここで借りた本は1年経ったら返さなければなりません。貸出の期限が迫ると鞄図書館の男は忘れずにやって来るのです。
鞄図書館へ書物を寄贈する人もいます。だから、蔵書はどんどん増えていきます。古い本も新しい本も、そして、世の中に一冊しかない本さえも、この図書館にはきっとあるのです。
夢のような図書館ですねぇ。鞄が図書館の入口になっていて、命綱をつけて本を探しに行くなんて、まるで宝探しのようです。
この鞄は図書館ですけど、髪の長い女性が持っていた鞄には音楽がたくさん集められていました。どちらの鞄も魅力的、一度お会いしてみたいです。
2811冊目(今年149冊目)
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