『絲山秋子の街道(けぇど)を行ぐ』 絲山秋子 157
高崎市在住の絲山さんが上毛新聞に連載していた「街道を行ぐ」(2011年10月~2014年3月 計26回の記事をまとめた紀行文です。
紙漉きやこんにゃく作りの体験をしたり、美術館を訪ねたり、市場や骨董市もいいなぁ。この本を参考にして群馬をドライブしたら楽しそうです。富士重工の工場見学をするあたり、さすが車好きの絲山さんですね。そして太田市で初めてブラジル料理を食べたという文章に思わずニヤリ。あの辺りの工場で働いている日系ブラジル人が大勢暮らしているから、太田で食べたのは間違いなく本場の味ですよ!
途中で寄った古本屋さんで「志賀直哉全集」を買っちゃうあたり、さすが作家さんです。
絲山さんの文章が魅力的なのはモチロンですけど、緑豊かな山、清らかな水、写真がとにかく美しいのです。
美しい景色の中を走る絲山さんの愛車、黄色い「クーペ・フィアット16V」がとても映えます。
こういう旅もいいなぁ!
2819冊目(今年157冊目)
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