『100万回生きたきみ』 七月隆文 187
美桜と公太は運命の人、だからいつか巡り合えると信じて公太は長い月日を過ごしてきた。でも、彼には呪いがかかっている。遠い昔に女神に誓ってしまったから、女神以外を愛さないと。
生まれ変わっても、あなたを愛したいと言える人がいるのは幸せなことだけど、それが叶えられてしまったら、それは本当に幸せなのかしら?なんて考えてしまいました。前世の記憶を残したまま出会うというのは、実は罪なことなのかもしれません。
生まれ変わるとしても、また人間になるとは限りません。鳥だったり、魚だったり、もしかしたら植物になっているかもしれません。でも、人間以外になれたら、その方が楽かもしれないと思ったりもします。
100万回も生まれ変わったら、さぞかしいろんな体験ができることでしょう。楽しいことも、悲しいことも、いろいろとあるでしょう。それを全部覚えているとしたら、わたしには耐えられないだろうなぁ。
最初の方は高校生の恋愛ものかなぁって思っていたのですが、第二章の辺りから壮大な話になって来て、後は一気読みでした。そして、美桜と公太だけでなく、ハルカもいて、初めて成り立つ物語だったと気がついて、とても不思議な気持ちになりました。
いやぁ、面白かった!
2849冊目(今年187冊目)
« 『師弟百景』 井上理津子 186 | トップページ | 『あやし』 宮部みゆき 188 »
「日本の作家 な行」カテゴリの記事
- 『森のはずれの美術館の話』 梨木香歩 ゲオルグ・ハレンスレーベン 26-50-3809(2026.02.20)
- 『今日もぼーっと行ってきます』 中島京子 26-44-3803(2026.02.14)
- 『キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ』長月雨音 26-32-3791(2026.02.02)
- 『トラとミケ 6 たのしい日々』 ねこまき 26-9-3768(2026.01.10)
- 『小さな神のいるところ』 梨木香歩 25-331-3727(2025.11.29)
「文庫フェア」カテゴリの記事
- 『地下鉄道』 コルソン・ホワイトヘッド 26-12-3771(2026.01.13)
- 『ABC殺人事件』 アガサ・クリスティー 25-330-3726(2025.11.28)
- 『サーキット・スイッチャー』 安野貴博 25-317-3713(2025.11.15)
- 『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティー 25-326-3722(2025.11.24)
- 『青い眼がほしい』 トニ・モリスン 25-311-3707(2025.11.09)



コメント