『東京のかわいい看板建築さんぽ』 宮下潤也 235
看板建築とは、建築家・建築史家の藤森照信が命名したもので、木造2-3階建の建物で、その正面だけを銅板やモルタル、タイル、スレートなどの耐火素材で覆い、装飾している建物です。これは、当時の建築基準法で建物の前面を耐火にする必要があって、そこから生まれたものなのですが、そういう実用的な部分だけでなく、様々なアイデアで装飾を施しているところが特徴的です。
外国の建物のような飾りがあったり、和風テイストが入っていたリ、当時の大工さんや左官屋さんがいろいろなアイデアを出して作り出したのでしょうね。銅板を使っているところはキレイな緑青の色が出ているのですが、その色にも薄いのから濃いものまであります。濃いものは自動車の排気ガス影響だというのは初めて知りました。
この本で紹介されている建物のいくつかは実際に見たことがありますが、どれも風情があっていいですねぇ。でも、維持するのはさぞかし大変でしょうね。そのためか、テナントとして飲食店が入っているところが多いようです。
もうちょっと涼しくなったら、看板建築を眺めに出かけたいなぁ。
2897冊目(今年235冊目)
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