『これはわたしの物語 橙書店の本棚から』 田尻久子 299
著者の田尻さんは、ギャラリーも併設した喫茶もできる新刊書店「橙書店」の店主をでらっしゃいます。この本に収められているエッセイも、本の紹介文も、とにかく本が好きだという気持ちが溢れています。
読友さんも書いてらっしゃいましたけど、この一文が素晴らしいのです。
私は自信をもって翻訳文学をおすすめしている。翻訳物には「当たり」が多いと思っている。他国で刊行されている時点で、その本にはすでに多くの読者がいるはずだから。
翻訳物は苦手だという方が多いのは何故なのでしょうね。「長くつ下のピッピ」や「ドリトル先生」から読書を始めたわたしにとっては、翻訳物も、日本の昔の話も、分からないことの多さは同じくらいだから、全然気にならないんですけど。ヨーロッパの人の名前が覚えにくいという意見もよく聞きますけど、しおりなどに主な人の名前だけ書きだしておけば済むことですから。
さすが書店主だけあって、田尻さんが紹介してくださる本は読んでみたくなるものばかりです。
読んだことがあるのは「ぼくは川のように話す ジョーダン・スコット」だけでした。
ぼちぼちと、お勧めの本を読んでみることにしましょうか。
・自転車泥棒 呉明益
・どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜 藤井聡子
・ブードゥーラウンジ 鹿子裕文
・パトリックと本を読む ミシェル・クオ
・わかりやすさの罪 武田砂鉄
・仕事本 わたしたちの緊急事態日記 左右社編集部編
・福島モノローグ いとうせいこう
2961冊目(今年299冊目)
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