『トラとミケ 2 こいしい日々』 ねこまき 306
トラさんとミケさんのお店へやって来る方たち、みんなどこかに寂しさを抱えているのね。昔は大家族だった写真館のシンちゃん一家のお話も、ネイリストのルミちゃんの実家のお話も、どれも友達の家の話のように「そうだねぇ、そうだねぇ」って思いながら読みました。
1964年の東京オリンピックの思い出話は、とにかく懐かしいです。聖火リレーの伴走者だったミケさん、一生の思い出になったわね。
写真館のシンちゃんの奥さんのチヨさんとのなれそめも、とっても素敵だわ。これぞ青春!
ルミちゃんのお父さんも、おじさんになったシンちゃんも、典型的な昭和のお父さん。すぐに怒るけど、それは言葉で上手く表現できないからなのよね。ホントは優しい気持ちに溢れてるのに。
このマンガを読んでいると、昔の記憶がたくさん蘇ってきて、とても穏やかな気持ちになれるんです。
2968冊目(今年306冊目)
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