『みんなとちがっていいんだよ』 ROLLY 310
図書館のYAコーナーで見つけたこの本、ROLLYの子ども時代からの様々な苦悩が書かれていました。
小さなころからお姉さんたちの影響を受け、化粧や女装に興味を持ったのだけど、そういうことはいけないことだと叱られるばかりでした。ですから、そういうことは人前でやっちゃいけないことだと信じ込まされてきた子供時代。
今からは想像できないけど、太っていたし、口下手だったし、クラスメートからいじめられたり、からかわれたりすることが多かったんだそうです。でも、ROLLYは考え方が普通の子とは随分違っていたの。自分はセミの幼虫だって思っていたんです。今は土の中にいるけど、いつか外の世界を飛ぶんだって思ってた。それに、ギターと出会ってからは、ギターを弾いていれば幸せだったから、バンドも組めたんです。
バンドを組んだと言っても、すぐに人気が出たわけじゃなかったけど、いつも見に来てくれて、ファンレターを送ってくれるファンがいたから、その人のために頑張ろうって思って、ROLLYはずっとやり続けて来ました。
バンド活動をするようになってからは、いろんなことから解放されて、自分らしくなれたのだということが、文章の端々から感じられました。ロッキー・ホラー・ショーの主人公に抜擢されたのも、化粧や女装が好きだったからこそなんだから、ROLLYの生き方は正しかったんです。
上の姉がドラム、下の姉がオルガン、槇原敬之(いとこ)がトライアングル、そして僕がウクレレ
これが、ROLLYが初めてバンドとして演奏したメンバー。お姉ちゃんたちに無理やり引きずり込まれたらしいんだけど、ここから2人のミュージシャンが誕生したんだから凄いよね。
いろんなことで悩む青少年へ向けて、ROLLYが語る彼の半生は挫折だらけだけど、それだけじゃない何かを掴んだ時期だったんです。
ROLLYは現在「還暦TOUR」をやっている、つまり60歳なんだけど、そんなこと全然感じさせないROLLY、これからも頑張って欲しいなぁ。
2972冊目(今年310冊目)
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