『君と過ごした、さよならの季節』 水瀬さら 323
瑛太は野球部だったのだけど、たった一つのエラーがきっかけで野球から遠ざかってしまいました。放課後暇を持て余した彼は、偶然に古びた図書館を見つけ、そこで栞里(しおり)という女の子と友達になりました。彼女と一緒に本を読んでいる時間はとても楽しかったのです。でも彼女が図書館へ現れるのは雨の日だけ、何故と聞いても答えてくれません。
野球部のマネージャーからは「戻ってくるのを待ってるから」と言われているけれど、チームメイトと顔を合わすのが怖いんです。家では、暇があるなら家のことを手伝えと姉さんから言われるけど、それもあんまりやりたくないし、逃げるように毎日図書館へ通う日々でした。
自分がどうしたいのか、どんな気持ちでいるのか、うまく言葉にできないもどかしさが瑛太をかたくなにさせてしまっているのかな。表現は下手でもいいから、誰かに言えたら楽なのにね。だから栞里のようにさりげなく付き合ってくれる人の存在が大事だったのでしょう。
第一章 君のいる図書館
第二章 君を知りたい
第三章 君は誰?
第四章 君に読む物語
第五章 君の一番好きな本
第六章 君と青空
エピローグ
嫌なことから逃げようとすればするほど、嫌なことが増えていくということに、瑛太は気付けるのかな?と思いながら読み続けたのですが、どうやら彼は何とかなりそうです。
仲の良い友達がいるし、瑛太には明日があるんだって、教えてくれたのは栞里でした。これが初恋だったのかなぁ?
#君と過こしたさよならの季節 #NetGalleyJP
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