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『ココロの友だちにきいてみる』 細川貂々 357

ココロの友だちにきいてみる

細川貂々(ほそかわ てんてん)

笠間書院

 貂々さんは、ずっとしあわせになりたいと思っていました。

 夢だった漫画家になれた時も、結婚出来た時も、子供が生まれた時も、「しあわせ」になったはずなのに、なぜか「しあわせ」を感じていなかったのです。

 それはどうしてなんだろう?と自問自答してみました。すると思い当たることがあったのです。心の中にいる友だちが、事あるごとに「ムリだよ」「ダメだよ」「次はないから」なんてささやくのです。そう、貂々さんの心の友だちは「ネガティブ思考クイーン」だったんです。

 

 このままじゃダメだ~!と思った貂々さんは、新しい心の友だちと「しあわせさがし日記」を書いてみることにしました。

 この日記、今日自分が考えた何かを書くと、友だちがひと言返してくれます。何かいいことがあったら「ヨカッタね」、嫌なことがあったら「そんな日もある」と常に自分を肯定してくれるのです。

 

 こういう感じ、いいなぁって思います。いいことも悪いことも文章にして見直してみると、頭の中であーでもないこーでもないと言っているよりずっと本質が見えてくるような気がします。そして、自分ってこういう人間なんだなってことが見えてくるのかなぁ。

 

 わたしもマネして日記を書いてみたくなりました。

3019冊目(今年357冊目)

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