『そらのほんやさん』 くまくら珠美 340
ふたりの猫が店主のほんやさんを見つけました。
「いらっしゃいませ、おさがしの本がありましたら おこえがけください」という声に誘われて、ほんやさんへ入ってみました。
ここへ本を探しにやって来る人たち(あっ、人間だけでなく、犬や猫もいます)の背中には羽が生えています。どうやら、あちらの世界へ行く途中に、大事な本を探しに来るようなのです。どの人にも大事な大事な人との思い出があって、本を読みながらその人のことを思うのです。幸せな日々のことを思うのです。
その人はもう先に、あちらの世界へ行ってしまっているのかもしれません。そしたら、また会えるのかもしれません。それもまた楽しみです。
わたしがこのほんやさんへ行ったら、どんな本を手に取るのかなぁ?あの小説かな?それともあの写真集かな?ふたりの猫にお会いできる日は、いつくるのかな。
#そらのほんやさん #NetGalleyJP
3002冊目(今年340冊目)
« 『美徳のよろめき』 三島由紀夫 339 | トップページ | 『藍色ちくちく』 高森美由紀 341 »
「日本の作家 か行」カテゴリの記事
- 『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』 北村浩子 25-128-3524(2025.05.11)
- 『発達障害は治りますか』 神田橋條治 25-125-3521(2025.05.08)
- 『東京都同情塔』 九段理江 25-121-3517(2025.05.04)
- 『山の上の家事学校』 近藤史恵 25-99-3495(2025.04.12)
- 『なぜヒトだけが幸せになれないのか』 小林武彦 25-111-3507(2025.04.24)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『ダーウィンの むすめ』 ローレン・ソロイ 25-134-3530 (2025.05.17)
- 『父の回数』 王谷晶 25-110-3506(2025.04.23)
- 『なぜヒトだけが幸せになれないのか』 小林武彦 25-111-3507(2025.04.24)
コメント