『そらのほんやさん』 くまくら珠美 340
ふたりの猫が店主のほんやさんを見つけました。
「いらっしゃいませ、おさがしの本がありましたら おこえがけください」という声に誘われて、ほんやさんへ入ってみました。
ここへ本を探しにやって来る人たち(あっ、人間だけでなく、犬や猫もいます)の背中には羽が生えています。どうやら、あちらの世界へ行く途中に、大事な本を探しに来るようなのです。どの人にも大事な大事な人との思い出があって、本を読みながらその人のことを思うのです。幸せな日々のことを思うのです。
その人はもう先に、あちらの世界へ行ってしまっているのかもしれません。そしたら、また会えるのかもしれません。それもまた楽しみです。
わたしがこのほんやさんへ行ったら、どんな本を手に取るのかなぁ?あの小説かな?それともあの写真集かな?ふたりの猫にお会いできる日は、いつくるのかな。
#そらのほんやさん #NetGalleyJP
3002冊目(今年340冊目)
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