『読書脳 』 樺沢紫苑 24-3
文化庁の 2018年度「国語に関する世論調査」で、「1ヶ月に大体何冊くらい本をよんでいるか」という質問に対して、本を1冊も読まないと答えた人が、全体の47.3%にも上っています。月に7冊読むだけで、あなたは読書量に置いて日本人の上位3%に入ることができ、10冊読書すれば上位2%に入るのです。P48
1ヶ月に1冊も本を読まない人が半数以上というのは衝撃的な数字ですね。そして、毎日本を読んでいるわたしは上位2%に入るというのは、なんだかとても褒められているようでウフフって感じです。
アウトプット読書術
①本を読みながら、メモを取る、マーカーでラインを引く。
②本の内容を人に話す。本を他人に勧める。
③本の感想や気づき、名言をTwitterでシェアする。
④Twitterやブログに書評、レビューを書く。P93
ただ本を読むだけでなく、書評などをアウトプットするのは本の内容を記憶に残すのにとても効果的だということがわかって嬉しいです。一旦書いた書評を後日読み返すことで、更に強く記憶に残るということは、実感しています。これからも、ずっと書き続けていきたいです。
感想は当日でいいのですが、しっかりとしたレビューは、本を読み終えた当日には書きません。
また、「記憶の法則」から考えても、当日よりも何日かおいたほうが、高い「復習」効果が得られますから、記憶に残りやすくなるのです。P126
本を読んでから、少し時間を置くことで思考が熟成されるという感じなのかしら。これはぜひ試してみようと思います。
「当り前のことしか書いていない」「こんなこと、誰でも知っている」という辛辣な批評が寄せられている本は、裏を返せば「初心者向けの基本的な知識を、丁寧にわかりやすく解説している良質な入門書」であることはよくあります。レビューは「参考」にはしても、そのまま「鵜呑み」にはしないことです。P184
なるほどねぇ、同じ本を読んでも、それを難しいと感じるか簡単と感じるか、面白いと感じるかつまらないと感じるかは人それぞれです。レビューに騙されないようにするって大事ですね。
本を読むことが日常になっていない人にとって、本を読むってとても面倒くさいものに思えるのかもしれないけど、そう思ってしまうのは、面白い本に出合えていないからなのじゃないかしら。もしかしたら学生時代に面白くない本ばかり読まされたせいかもしれないし、字を読むのが面倒くさいというだけなのかもしれないのよね。
わたしは本を読むことが好きでしょうがないから、本を読まない生活って想像ができないの。もしも字を読めなくなることがあっても、オーディオブックがあるし、電子書籍の読上げ機能というのもあるから、本を読むこと自体は大丈夫だと思うのだけど、本の情報を得るところはどうなのかな?面白そうな本を探すという作業も楽しいことだから、そこも考えておく必要があるかもしれないです。
この本で紹介されていたお薦め本リストからも、面白そうな本を見つけました。
〇読んでみたい本
・スタンフォード式 最高の睡眠
・書くだけで人生が変わる 自己肯定感ノート
・それでいい。自分を認めてラクになる対人関係入門
・スマホ脳
・使える脳の鍛え方 成功する学習の科学
・NATURE FIX 自然が最高の脳を作る 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方
〇読んだ本
・脳を鍛えるには運動しかない!
・嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
・親切は脳に効く
・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
3029冊目(今年3冊目)
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